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当会について


 日本泌尿器病理研究会(Japanese Society of Urological Pathology、通称JSUP)は、泌尿器科診療において不可欠である病理学的知見につき、泌尿器科医と病理医が密に情報交換し、診療の質の向上をはかることを目的として発足いたしました。
特に泌尿器腫瘍の病理については、ここ数年で大きく変わっており、例えば腎細胞癌において「granular cell type」がなくなり、前立腺癌において「Gleason分類」がメインとなり、尿路上皮腫瘍において「TCC」という用語がなくなりました。
病理所見に基づいて治療方針を決定したり、その治療成績や予後を解析したりしている臨床現場の泌尿器科にとっては、これらの変更には「わけ(理由)」があるとは判っているものの、「わけがわからん」というのが現実かと思います。
一方で病理医の立場で考えても過去の情報との整合性を保つことや、現場の泌尿器科医がどのように認識しているかという情報は重要で、共に密に情報交換することが診療レベルの向上に最も大切なことであります。
このような泌尿器科医、病理医の悩みを少しでもクリアに、あるいは解決する場として本会を発足することになりました。

 2年間の構想から、泌尿器科、病理の有志の先生がたの強い信念とご努力によりまして、2012年2月になんとか第1回の学術研究会を開催する運びになりました。HPを開設し、その機能を十分に活用すべく、今後少しずつではありますが、種々の企画を打ち出して行く予定にしております。是非とも一人でも多くの皆様にごこれから盛り上げていただきますよう、ご入会よろしくお願い申し上げます。

 ご不明な点、ご意見等ありましたら事務局までお寄せください。

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